2015.5.10頒布 「てす彦の東方アレンジT」より


■春の彼方に(原曲:春の湊に)

ただ大きな世界は見渡せどまだ広がるばかりで
まるで理解できないことに怯えているけど

こんな手にも届きそな雲をただ敷き詰めただけの海
春に色づいていく街に心を預けて 

歌う声もあの空には
遠く遠く届かずとも
胸の音が続く限り
いつからでも踏み出せるよ

ああ空の彼方にはまだ見えぬものがあるでしょう
そう大切なものに気付いたその日から

なんてこと無い日々が どうしようもなく愛しい!
「今」を抱いて歩いてくこの春の彼方へ

歌う声もあの空には
遠く遠く届かずとも
胸の音が続く限り
いつからでも踏み出せるよ

信じてるその日々が 目に映る世界なんだね
例えどんな悲しみや雨にぬれようとも

きっとそんな毎日が大切な日に変わってく
だからまた歩き出せるまだ見ぬ世界へと
ああ空の彼方にはまだ見えぬものがあるでしょう
そう大切なものに気付いたその日から

なんてこと無い日々が どうしようもなく愛しい!
「今」を抱いて歩いてくこの春の彼方へ

遠く遠くあの空へと
響き渡れ雲を越えて
声の限り続けるんだ
春の先に待つ未来へ

遠く遠くあの空へと
響き渡れ雲を越えて
声の限り続けるんだ
消えぬ夢が光る場所へと…


■首なし少女(原曲:柳の下のデュラハン)

忍ばせてひそめたその体がふっと裂ければ 「宵の国へ…」
ましてこの身は抑えらんない 来世の身など 「案じないわ」

君だけは 揺れる刹那の時に
感じたい 果てのなき世界 
きっと悲しみは灯る最期の星に
想いを委ねて落ちてく儚き未来  

忍ばした素肌は 罪の刃 刻んだ感覚を 引き裂くだけ
哭いて其の身が焼かれたって そんな言葉じゃ「感じないわ…」

君だけは 揺れる刹那の時に
感じたい 果てのなき世界  
きっと悲しみは 灯る最期の星に
想いを委ねて落ちてく儚き未来  

きっとそれはただ  夏の日が見せた夢
眼を開けて 忘れるがいいわ
こんな 野暮な空… 夜は明けていくから
日が昇る前にサヨナラ もう二度と戻らない

そうやって落ちてく儚き未来


■死鳥星(原曲:業火マントル)

また明日に醒めて闇に堕ちる夢の星座を
忘却のさなか 瞳の奥で見据えながら

   世界を全て照らす星とひとつになろう
あなたの心の部屋にも光が差すように

また明日に惑い闇に堕ちる 夢の経過を
その手に触れぬままに白く抱いた翼 

愛す手に触れた日から見えた優しき日々が
そっと悔やんだ胸の奥に浮かんで消えた 



▼総評

 本当は歌を入れた後に違和感がある歌詞を何度も改変したいのですが、時間的余裕が無かったためにそこそこ不満は残ってます。
 「春の湊に」のアレンジはDTMを始める前から作りたいと思っていて、2年越しぐらいにようやく作成に至りました。
もっと感動的になるはず。今後の成長に期待です。

 「柳の下のデュラハン」は、もともと例大祭12では音楽CDではなく蛮奇ちゃんの漫画を描く予定だったのですが、その漫画におまけとしてCD付けたら 面白いんじゃないかという事で作り始めた気がします。
(もしくは最新作のアレンジを作ってみたかっただけ。)
 基本的に原曲のメロは変えたくないのですが原曲ではサビ以外「テレレテレレ…」っていう繰り返しなのでAメロを作らざるを得ませんでした。
 そしたらなんかセクシーな歌詞になりました。

 「業火マントル」はサビでの突き抜け感を出したかった。大体OKなんですが、全体を通して音圧と言うか、ちゃっちさが残るので それを払拭したいですね。
 歌詞はラストの部分は割ときれいにまとまったんじゃないかと思います。


 このCDを手に取ってくれた方には本当に感謝感謝なのですが、自分でも重々実力不足は実感しておりますので申し訳ない感じもあったり。 もっと改良して再度お届けできればと思います。
良く考える話なんですが、僕がpixivで絵の投稿を始めてから1年目の絵がこちら http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17733160 今回の「てす彦の東方アレンジT」は、言ってみればこの絵と同じぐらいの水準だと考えるわけです。 そう考えてpixivの二年目の絵を見ていくと夏から冬頃で結構進化しているので、DTMでも同じようにこの二年目に大きく成長できればと思います。